製品設計段階からの環境配慮設計(DfE: Design for Environment)を取り入れることも効果的です。部品点数の削減、分解性の向上、リサイクルしやすい材料の採用など、設計段階での工夫が廃棄時の環境負荷を大きく左右します。顧客と連携して製品の使用寿命やリサイクル方法を検討することで、製品価値を高めつつ環境負荷を低減できます。 例えば、製品の寿命を延ばす設計変更は、廃棄物削減だけでなく顧客満足度の向上にも寄与します。
試験・検査技術の進化 ゴム製品の品質管理は、原材料の検査、製造プロセスの監視、製品の試験・検査、トレーサビリティの確保など、複数の段階で行われます。主な試験・検査技術としては、引張強度、硬度、耐久性、圧縮永久ひずみ、耐摩耗性、耐薬品性、オゾン劣化試験、熱老化試験、比重測定、加硫試験、反発弾性試験、疲労試験などが挙げられます。 JIS、ISO、ASTMなどの国際標準規格に基づく試験方法が広く採用されており、材料の適合性や性能、耐久性、信頼性を客観的に評価することが可能です。例えば、JIS K 6251(引張試験)、JIS K 6253(硬さ試験)、JIS K 6257(熱老化試験)、JIS K 6259(オゾン劣化試験)、JIS K 6264(耐摩耗試験)、JIS K 6262(圧縮永久ひずみ試験)などが代表的です。 耐久性試験では、熱・光・オゾン・油・薬品・負荷応力などのストレスによる劣化を促進し、長期耐久性寿命を迅速に評価します。アレニウスモデルやアイリングモデルによる寿命予測、複合劣化促進試験による実使用環境の再現など、信頼性評価の高度化が進んでいます。